Counter-Strike: Global Offensive には公式/非公式でさまざまなゲームモード/ルールが存在しますが、マッチメイキングをはじめとした競技シーンでは、基本的に 爆弾設置/解除モード が基本ルールとして採用されています。一度倒されてしまうとそのラウンド中の復活(リスポーン)は不可能なので、緊張感のあるゲームを楽しめます。
基本ルールは爆弾設置/解除
プレイヤーは テロリスト(T) と カウンターテロリスト(CT) に分かれ、5人[vs]5人 でゲームを行います。
テロリストは、ラウンド開始時にランダムで1人に配られる C4爆弾 を、マップ上にある爆弾設置ポイントに設置し、爆破させれば勝利。カウンターテロリストは爆弾が設置されてしまった場合、それを解除することにより勝利となります。
また、両チーム共に相手チームを5人全員倒しても勝利となります。ただし、爆弾が設置された後にテロリストが全滅しても爆弾が解除されるか爆発するまでラウンドが続きます。同じ状況でカウンターテロリストが全滅した場合はテロリストの勝利となります。また、テロリストが生き残っていても爆弾が解除されればその時点でカウンターテロリストの勝利となります。
上記一連の流れを1ラウンドとし、これを勝敗にかかわらず15ラウンド続けた後、チームの攻守交代が行われます。その後、合計で16ラウンドを先取したチームの勝利となります。
マネーシステム
このゲームには マネーシステム という経済システムがあります。相手プレイヤーをキルしたりラウンドが経過することによって収入を得ることができ、各プレイヤーはそのマネーを用いてラウンドの初めに武器・装備を整えたり、また相手が持っているマネーを予測してそのラウンドの作戦を考えたりといった行動をとることができます。
マネーシステムについては別記事で解説していますのでそちらをご覧ください。
使用するマップ
競技シーンで使われるマップは Active Duty Group と呼ばれ、定期的に変更されます。現在は以下の7つとなっています。
Dust2 | Inferno |
---|---|
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Mirage | Nuke |
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Overpass | Train |
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Vertigo | |
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マップドラフト
これらのマップは全て競技向けに最適化されていますが、その中でもチームやプレイヤーによってマップの得手・不得手が異なる場合がほとんどで、それらを最小限に抑えるため、大会などでは試合前に各チームで マップドラフト を行うようになっています。
多くの試合は1マップで勝負を決める Best of 1 形式か、3マップ中2マップを先取した方が勝利となる Best of 3 で行われます。それぞれ、以下の手順でマップをドラフトします。
Best of 1 のマップドラフト
- チームAが1マップをBAN
- チームBが1マップをBAN
- チームAが1マップをBAN
- チームBが1マップをBAN
- チームAが1マップをBAN
- チームBが1マップをBAN
- 残った1マップで試合を行う
Best of 3 のマップドラフト
- チームAが1マップをBAN
- チームBが1マップをBAN
- チームAが1試合目のマップをPICK
- チームBが2試合目のマップをPICK
- チームAが1マップをBAN
- チームBが1マップをBAN
- 残った1マップが3試合目のマップとなる
多くの場合は上記の通りにマップのドラフトを行いますが、メジャー大会など一部の大会では上記とは異なる方法でドラフトを行う場合があります。